自己紹介

いたぼー
いたぼー

京大卒の技術士(原子力・放射線部門)のいたぼーと申します。
大学で原子力を専攻し,とある会社に入社してからも,ずっと原子力技術者として歩んできました。原子燃料サイクル施設にも勤務したことがありますので,サイクル事業にも少し詳しいです。

なお,本ブログに記載する意見はあくまでの私の意見であり,所属先の意見ではありませんのでご承知おきください。

保有資格

 原子炉主任技術者,核燃料取扱主任者,第1種放射線取扱主任者,技術士(原子力・放射線部門),作業環境測定士(放射性物質),第3種電気主任技術者,甲種危険物取扱主任者,簿記3級,ビジネス会計検定2級 etc.

本ブログの目的

 福島第一事故以降,世間の原子力に対するイメージは地に落ちてしまいました。
 私たち,原子力技術者が反省すべきことは多々あります。
 廃炉を訴える方々の主張もよく分かります。
 未だに福島第一事故の影響を受けられて,苦しまれている方々,元の生活に戻れない方々がおられることも理解しています。

 その一方で,世界では,カーボンニュートラルの実現のため,原子力は再度注目を浴びています。

 日本の第6次エネルギー基本計画においても以下の記載がなされています。

 原子力については,国民からの信頼確保に努め,安全性の確保を大前提に,必要な規模を持続的に活用していく

第6次エネルギー基本計画

 以下の通り,2011年の東日本大震災後に再稼働した原子力発電所は10基にとどまっています。

日本の原発の再稼働の現状   

出典:資源エネルギー庁ウェブサイトhttps://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/genshiryoku/pdf/024_03_00.pdf

 原子力技術者としての誇りも,モチベーションも保ちにくく,以下の通り原子力業界への志願者も減り,原子力技術者の数も減少している状況である。

原子力関係企業の合同就職説明会における参加学生数および参加企業・機関数の推移

出典:資源エネルギー庁ウェブサイトhttps://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/nuclear_jinzai.html

 私たち原子力技術者が,過去の事故を反省し,更なる安全性向上に尽くすためにも,安全性を追求すべき要員である原子力技術者を増やすと共に,その技術者一人一人がスキルアップを図っていく必要があり,その応援していきたいと思います。

 また,第6次エネルギー基本計画に次のような記載もなされています。

 原子力に関する丁寧な広聴・広報を進める必要がある。このため,国が前面に立ち,原子力立地地域のみならず,これまで電力供給の恩恵を受けてきた消費地も含め,幅広い層を対象として理解確保に向けた取組を強化していく。

第6次エネルギー基本計画

 上記の通り,原子力について,一般の方への丁寧な説明が不足していると思います。

 原子力技術者のスキルアップのため,一般の方に原子力を正しく理解いただくための情報発信をしていきたいと思います。

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